父親名義の土地の上に名義の異なる２つの建物の相続事例

分筆を行なうことで相続税における特例制度を有効に活用

今回の相談者Oさんです。

現在父親が癌を患い、将来的に相続が発生した時心配なことがあるとのご相談でした。

詳しくヒアリングをしてみると、

現在お住いの土地についてで、父親名義の350坪ほどの土地の上に、父親名義の建物とOさん名義の建物が建っているということで、Oさんと母親は、居住部分の土地をそれぞれに相続したい希望でこのまま相続すると相続税がどれだけかかるのか心配とのことでした。

ここで注目したのが、土地の所有者が父親であること、そして土地が一筆で登記してあることです。

このまま相続を行えばどういった問題が起きるのか、うまく相続する方法として、分筆を行なうことで相続税における特例制度を有効に活用できるとご提案いたしました。

相続税の申告期限は、１０か月と短いため相続が発生する前に相談しておいた方が、相続税対策に十分効果があります。

Oさんも早く相談し提案してもらえて助かりましたと喜んでいただけました。